公益財団法人日本繊維検査協会

品質問題(なんでも)Q&A

  • 情報データ:No.40 掲載日:2012/10/01 
  • 漂白剤・中性洗剤・蛍光増白剤についてそれぞれの特長、役割等について簡単に説明して下さい。(主婦・無職)
  • 1.〔漂白剤〕 漂白は化学的な方法を利用して、有色の物質を分解し、色素を破壊する方法。繊維、衣料品など、黄ばんだものを白くする、またシミを取り除くことを漂白といい、漂白剤を使用します。

    2.〔中性洗剤〕 衣料用洗剤。酸分、アルカリ分を含まず、PHが中性を示すもの(中性PH6.0以上8.0以下)。アルカリに弱いもの毛、絹、アセテート、トリアセテート、プロミックス、アクリル長繊維の場合に用いられます。これらの繊維の製品の表面変化、風合い変化を防ぎます。

    3.〔蛍光増白剤〕 染料の一種、紫外線を吸収して青白光に変えます。光学の漂白ともいいます。白いもの(肌着など)をより白く見せるため、合成洗剤などに配合されています。製紙工程、繊維を染める工程でもよく使用されています。しかし、綿、麻のきなり製品、淡色製品を蛍光増白剤の配合された合成洗剤で洗った場合には白くなり、変色が見られます。原因は蛍光増白剤が染まり、その影響ともいえます。防止策として、無蛍光増白剤を使用すること。

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