品質問題(なんでも)Q&A
- 情報データ:No.51 掲載日:2015/07/29
- ワイシャツなどに記載されている形態安定加工とは、どのような処理ですか?
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形態安定加工は、主に綿をはじめとするセルロース系繊維に用いられる加工です。アイロンをかけずに衣類を着用できるように、生地の縮みやシワに対する防縮性・防シワ性、およびプリーツの保持安定などの機能を付加した加工のことであり、「形状記憶加工」という場合もあります。
形態安定加工の方法として、以下のことが挙げられます。
●セルロース系繊維の浸透性に優れている液体アンモニアの性質を利用して「液体アンモニア加工」
●樹脂とセルロースを熱処理で化学結合し安定させる「樹脂加工」
●アンモニア加工と樹脂加工を施した生地で縫製してから高温プレスをかけて形態を安定させる「SSP加工」
●製品にホルマリン混合ガス(ホルムアルデヒド)を吹き付け、繊維内にガスを浸透させて形態を安定させる「VP加工」
●ホルマリン樹脂などを使わない「環境配慮型加工」


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