刊行物のご案内
JTF 繊維製品品質基準(書)
JFTのこの品質基準(書)は、その前身である日本繊維製品卸検査協会が業界の総意によって設立された1976年(昭和51年)に制定され、これまで3回にわたって改訂が行われています。
最新版は2007年(平成19年)に作成されたものですが、現在に至るまでの間、試験検査業務を行う際の品質基準として用いられるばかりでなく、広く繊維・アパレル業界・企業の間に普及して、多くの会社がこれを参考にして自社の品質基準を制定されているほか、そのまま自社の品質基準としてご利用いただいている会社が少なくありません。
その意味でこれから品質基準を制定されようとされる際や、基準の改訂・見直しを検討とされます場合には必ずお役にたてるものと確信して、ここに推奨申し上げます。
この基準及び基準書は、繊維業界の品質基準の先駆的存在であり、初版は1976年、卸検査協会が業界の企業等に先んじて刊行して以来、これまで3回にわたって改訂を重ねてまいりました。この間に繊維・アパレル業界各社に広く普及し、そのまま採用されるケースや参考基準として利用されています。
今回の改訂版の発行は、旧第3版が既に在庫切れとなり頒布できなくなっていたことと、その後、基準の拠りどころとなるJIS規格やISOの基準、法令・行政指導等の内容が変更されていること等にふまえてのもので、各分野のベテランの協力を得て刊行の運びになりました。
内容は、平成19年8月1日から施行になる新繊維製品品質表示規程等法規行政指導、規格の最新版を収録しているほか、原産国表示に関する部分の充実をはかり、さらに品質基準の収録アイテムについても洋品・雑貨関係を中心に10品目を新たに加える一方、これまで織り・編別に基準を設けていたワンピース等は、織・編を一体化するなど現実に即した改訂が行われました。トータルでは、生地15、アパレル雑貨26、寝具インテリア11、合計52アイテムの構成となっています。
またこの基準書では、試験項目及び試験方法編に全体の10%に当たる35ページが割かれており、これもこの本の一つの特色になっています。
書籍情報
繊維・アパレル業界人の必携書 衣料品の見分け方 ―縫製と正しい表示の見分け方ガイドブック
いまなお繊維・アパレルの仕事に携わる人たちにとって必携書となっている「衣料品の見分け方―縫製と正しい表示のガイドブック」は、当協会の前身である日本繊維製品卸検査協会の監修のもとに、親団体である東京繊維協会・日本繊維協会から1978年(昭和53年)初版が刊行されました。
このガイドブックは、品質関連の業務に係わる人ばかりか、企画、営業、マネジメント等すべての分野の人々にとって手放せない必携書になっています。監修は私どもJFTが初版から最新版まで引き続き変わることなく担当しております。
引き続きよろしくご愛用の程をお願い申し上げます。
購入お申し込みは別紙によりお願い申し上げます。
衣料品の見分け方 -縫製と正しい表示のガイドブック-
- 別記
- 1.消費者は良い商品と”情報”を求めています。
2.衣料品の仕上がり寸法をチェックしよう。
3.縫製と出来映えを検品しましょう。
4.図解入り、衣料品別の部位名称と縫製のチェックポイント
5.衣料品に正しい表示がされているかをチェックしましょう。併せて衣料品の安全性にも注意しましょう。
付録・表示責任者のための取扱い表示記号ガイドライン JIS L0001:2014
DVD「繊維の知識シリーズ」
「繊維の知識シリーズ」のタイトルで頒布中のこのDVDは、当協会の前身である(財)日本繊維製品卸検査協会と、その母体の日本繊維協会が、ビデオテープ(5巻)として作成、頒布されていたものですが、繊維・アパレルの仕事に関係される方がたの教育・研修の教材として使用したいというニーズにお応えするために、改めてDVD(VIDEO)1枚にまとめて作製したものです。集合教育に限らず、個人研修の新教材として、広く活用されますことをお奨めいたします。
繊維の知識シリーズ各編内容/全1巻
- テーマ(時間)
- 内容
- 総論編(19分)
<素材からファッション製品まで> - 婦人服のできるまで
繊維・染色に強くなろう
織物・編物の種類
品質・機能の安全性の検査 - 原料から 糸へ(44分)
「織と編」編 - 繊維の知識1
綿、毛、絹、化学繊維
繊維の知識2
綿紡績工程
梳毛・紡毛紡績工程
糸の太さ、撚り/糸の種類
織物の製造工程
織物の種類
編物の知識 - 染色加工編(25分)
- 先染め
後染め
捺染
仕上加工 - アパレル編(25分)
- 商品企画
設計工程
裁断行程
縫製行程
仕上・検品・包装・保管 - 品質管理編(24分)
- 品質苦情の事例
品質・管理ポイント
品質管理の手法
検反・検品