公益財団法人日本繊維検査協会

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カシミヤの表示

ネット販売・・・カシミヤを巡って

 

カシミヤ製品の組成表示ミスは 幾度となく発現し過去大きな問題を引き起こしたことは皆様の記憶にも残っていることと思います。内容には二通りあるようで、一つは混率の誤りで不注意を含む確認のミスです。問題なのはもう一つ 故意に混率、組成を偽ることです。カシミヤ製品はそのほとんどが海外生産ということもあり生産者を信じるしかないのも実情です。

最近の話ですがネット販売会社が扱うストールで驚くような事象があったそうです。表示はカシミヤ100%とありましたが調べたところカシミヤは全く使われていなく全てアクリルだったということです。

ネット販売では利便性と価格競争力が追及されます。また商品は品質表示に誤りのないことが前提となります。消費者は実際に商品を手にすることが出来ずサイトの運営会社を信用するしかありません。これが真実であれば生産者に猛省を促したいと思います。

 さて寒かった冬もピークが過ぎ春も近そうです。ストール、マフラーなども出番が減ってきますが来年に向けての企画が始まる頃でもあります。製品の組成などについて間違いがないかもう一度気にかけてみてはいかがでしょう。

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