公益財団法人日本繊維検査協会

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1月のアパレル製品検査をみて

少し遅れましたが、1月のアパレル製品の検査結果がについてポイントをまとめました。結論から先に書きますと、24年1月のアパレル製品(生地などの素材試験を除く)の基準未達の割合は、全体の約2%でした。この比率が低いものか。それとも常識を上回る高いものであるかは一概に判断できませんが、これは氷山の一角で、実際に市場の出回っている商品全部について見ると、その2倍、3倍あるいはその何倍かに達するのではないか。ということを危惧します。なぜかと言えば、この検査協会が依頼をお受けしているのはアパレルメーカーにしても、その納入先にしても品質管理に関心が高い企業であがその中心を占めていると推定されるからです。その他の企業が熱心に品質管理に取り組んでいない、とまでは言いませんが、率直に言って表示項目ひとっを見ても、かなりいいかげんな対応がなされている商品が市場に出回っているのは、業界の周知の事実デす。今回、1月の結果で見ますと、とくに目立つのは、縫いこみラベルとパッケージに貼られた原産国表示が違っているもの、さらにはその組成表示が違っているものがあります。いづれも注意深いユーザーに発見されれば、一寸した問題に発展しかねません。何でもないようなことですが、それほど重要な問題なのです。以上、1月の製品検査の現場から報告させてもらいました

                            T.I

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