公益財団法人日本繊維検査協会

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さまざまな表示ミスーその1

さまざまな表示のミス―その1


われわれのJTIでは、製品検査の際に特に依頼がなくても各種の表示についてチェックを行っております。

この表示の中には、下記の3つのものが含まれます。

1)家庭用品品質表示法に基づく品質表示として
  ①繊維の組成表示 
  ②取扱い絵表示 
  ③はっ水性の表示

2)原産国表示(不当景品及び不当表示防止法)

3)既製衣料品のサイズ表示(JIS)

このうち2)の原産国表示に関しては、時々地名についての解釈が問題になることがありますが、抵触するケースはまれにしかありません

組成表示に関しては、混用率試験の結果が生地の企画時の予定混率や製品に表示されている混用率と相違するケースがかなり高率でして発生おりますが、ここでは製品の表示についての問題に限って採り上げることにします。
 
このうち一番シンプルなミスと言えば、取扱い絵表示の記号の配列順のミスです。
つい最近もアイロンとドライ禁止を入れ違えたものが発見されました。

これなど覚えるとか、忘れるという次元のことではなく、どうして起こったのか、起こったのが不思議なくらいですが、魔がさしたというほかありません。

要は簡単なことでも繰り返しチェツクすること。これにつきます。

次回は私どもJTIが提唱しているミスをあぶりだす3元法を紹介する予定です。

                         Y.O生

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