公益財団法人日本繊維検査協会

新着情報

単純な!表示の不適合について

”たかがそれだけのこと”なと言わないで

表示に関連する不適合製品は、われわれ試験検査機関に持ち込まれるチェック依頼分に関する限り、ほぼ100%消滅しています。

残念ながらごくごくまれにチェックの網から漏れた例がなくはありませんが、その発生率は推定5,000分の1以下、つまり製品の表示チェック5,000件について1件以下というところです。

これに対し依頼品のチェック段階で発見される不適合品の発生率は決して低くなく、まだ正確な数字は把握していませんが、500件に1件にも及んでいます。

その事例はたびたび紹介しておりますように、ほとんどがごく単純なミスで、たかがそれだけのこと、と言ってしまえばその通りですが、チェックの依頼を受けたからには、放置するわけにはゆかないのです。

一番残念なのは組成など折角の縫付け表示を付けたのに、それを取り換えなければならない等のケースです。そのためにどれだけ全く余分なロスの経費を要するか。考えただけでも震えが来ます。

たかがそれだけの間違いでは、などという安易な考えは断固断ち切りましょう。発注先に対するばかりでなく、自分自身に対しも寛容に過ぎないことです。

Y.O 生

MENU

CLOSE

page top