公益財団法人日本繊維検査協会

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他山の石どころか

他山の石という言うが
「他山の石」ということわざがある。

手もとの簡単な辞典によると、「修養、鍛錬の助けとなる批評、悪口」の意味となっているが、
品質管理の仕事に携わる物にとっては、にはこの言葉はまさに金言である。

われわれは誰しも失敗の連続である。成功は失敗と裏腹で、失敗から学ばない限り成功者とま
ではゆかなくても、その道の熟練者と呼ばれる域に達することは出来ない。

その意味もあって、このブログでは、これまで多くの品質管理の現場における失敗、ミスの事
例をとりあげてきた。

これらの事例こそまさに他山の石どころではなく、宝石である。

これを見て、自分には縁遠い、よその会社のつまらない事例と考えるか、授業料なしで学べた
貴重な他山の石として受け止めるか。人それぞれだが、品質管理に携わる者の一人として言わ

せて願わくば後者であってほしい。

お説教じみた話より、最近、現場で遭遇した他山の石を二つ挙げておこう。

  組成繊維の標示例(1)・・・これは変ですね

 リヨセル    60% (指定外繊維)
  綿      40%

 この場合の正しい表示は・・・・・ 指定外繊維(リヨセル)60%
                     綿       40%
  組成繊維の標示例(2)・・・・これも変ですね

 ポリエステル 90%
 スパンデックス10%

 この場合の正しい表示は・・・・・ ポリエステル90%
                  ポリウレタン10%…ですね

        今日は以上です     I.T生

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