公益財団法人日本繊維検査協会

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天然繊維・綿が復活か

 うれしい天然繊維・綿の復活

綿紡績各社が、改めて綿の魅力を打ち出す素材開発を強化している(2/20 繊維ニュース)という。
その背景には、最終製品市場での差別化の切り口として、天然繊維への回帰を求めるトレンドへの読みがあるようだ。

この2~3年間、合成繊維は、機能性製品を打ち出し盛り上がったが、今度の綿への回帰は、その成功になぞって,キュプラやレーヨンとの複合や、原綿に高次の加工を施すことにより、新合繊に匹敵する機能性や物性を加えて天然繊維への復帰のトレンドに乗ることをねらっている。

さらに翌22日付繊研新聞には、GSI クレオス社が、12年の秋冬防寒婦人肌着商戦では、天然素材使いを拡げる意向を伝えている。このシーズンには、レーヨンを含めた再生繊維使いを継続しながら、綿などの天然繊維使いを新たな提案として拡げるという。関係業界にとってはひさしぶりに聞くうれしい綿素材復活のニュースである。

                       Y.O

 

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