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油断大敵・・12月の製品検査から
油断大敵・・12月の製品検査から
12月の衣料品の製品検査の現場から得た情報の一端を紹介します。 どれもみな改めて大げさに茲に取り上がるのがお恥ずかしい様なミスですが、 品質管理の現場では決して珍しいことではありません。それに止まらず発見 されればその修正に少なからぬ費用を要するばかりか、失われる機会損失も 見逃せません。 品質管理は一見地味な業務ですが、さらに手抜き厳禁、油断大敵をモットー にしてさらなる利益の増進に繋げたいものです。
<表示等に係わる単純なミスの事例ー24年12月のケースから>
衣料品の品質表示には、組成表示、取扱絵表示、はつ水性表示の3つがあり、 それに原産国表示、JIS衣料サイズ及び任意表記が加わります。 これまでこの「試験検査の現場から」の情報としては、やはり「組成繊維」に 係わる表示の間違いが一番多く見かけられますのは極めて残念です. 代表的な事例をあげると次のようものです。
①縫い付けラベルの表示と下げ札との記載内容が違うもの
<例・・縫い付け ラベルの組成繊維はポリエステル90% 綿10%に対して下げ札は綿90 % ポリエステル10%>
②組成繊維名のミスプリント
<例・・ポリステル(誤) ポリエステル(正)、 絹(誤) 綿(正)>
③裏地の組成表示の欠落
④原産地表示についての付けラベルと下げ札の不一致
<例・・縫い付けラベル 中国製、下げ札 日本製>
試験検査部担当 I.T生