公益財団法人日本繊維検査協会

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3月の試験検査結果から(1)

24年3月の試験検査結果不合格あるいは問題の事例を取り上げてご紹介します。 あえてここに取り上げるのが妥当かどうか、多少問題があるケースが含まれていますが何らかの参考にしていただければ幸いです

ケース1)品目:カジュアル・シャツ 任意表示602の日蔭の吊り干の図柄の(首の部分)が、取扱絵表示の図柄と 少し違っている。(注・・これと同じ事例はこれまでにも何回か見受けられまし た。今月も3件発生しています。たんなる一寸したヅ柄のデザインの違いです  が、注意力不足と言えばそれに間違いありません。多分印刷所かどこかの版が 間違っているのが原因でしょう。発見されたからには、出来るだけ早く版自体 を改める方が良いでしょう。

 ケース2)品目:男子下半身用下着類 サイズ表示が胴囲84~94となっているが、男子用の場合、ウエストが正し い。因みに成人女子用はヒップです。

 ケース3) 取扱い絵表示洗濯図柄106の「手洗イ」が「手洗い」になっている。この事 例は意外に多く、当月も2件重なっています。重大なミスではありませんが、品 質管理のプロとしては、気を配りたいところです。

 ケース4)表示の並びの配列順位の間違い  <誤> ポリエステル  35%  綿  65% <正> 綿  65%  ポリエステル   35%  測定値が大きい方から順次並べるのが望ましい表示とされている。  このような例も毎月、結構発生しています。

 ケース5) 石油系ドライ402図柄表示の場合、604(平)(日かげの平干しの表示は要 しない。 以上長くなったので今日はこれで置きます。いづれ続篇をお届けします。       担当 I.T

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