公益財団法人日本繊維検査協会

About the Test滑脱抵抗力(JIS L 1096 B法)

概要

縫目に力が加わることで、縫目が開いたり、縫目がパンクする現象を滑脱と言います。
主に織物に対して、縫目が滑脱しないかどうか試験します。

試験方法

1.試験片(100 ㎜×170 ㎜)をたて方向及びよこ方向から各5枚採取する。
2.試験片を中表にして長さの半分に折り、織り目を切断する。
3.切断端から10 ㎜の位置を短辺方向に本縫いする。
4.引張試験機(定速伸張型:グラブ法)に取り付け、規定の荷重で引っ張る。
5.試験機から取り外して1 時間放置する。
 その後、縫目のたるみが消える程度の荷重を加えた状態で縫目の滑りの最大孔の大きさを測定する。

基準

  3㎜以内
(引張荷重 厚地:117.7N 薄地:49.0N)

結果例

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