概要
織物又は編物の表面の繊維が摩擦などによって毛羽立ち,この毛羽が更に絡み合い,小さな球状の塊(毛玉,ピル)を生じた状態をピリングと言います。
摩擦などによって生地表面にピリングが発生しやすいかどうかを試験します。
試験方法
1.試験片(100 ㎜×120 ㎜)を縦横方向から各2枚ずつ採取する。
2.ピリング試験用のゴム管に試験片を巻き付ける。
3.ゴム管をコルクを内張りした回転箱に入れ、規定時間回転させる。
4.試験片をゴム管から取り外し、ピリングの発生程度を判定標準写真と比較して判定を行う。
基準
3級以上
(回転時間:織物10時間 編物5時間)