公益財団法人日本繊維検査協会

About the Testドライクリーニング堅ろう度試験(JIS L 0860)

概要

ドライクリーニング処理に対する生地の変退色及び汚染を試験します。
ドライクリーニング試験で使う有機溶剤には、パークロロエチレンと石油系があります。

試験方法

A-1法(パークロロエチレン)

1.試験片(100×40㎜)に多繊交織布(交織1号)(100×40㎜)を縫い付け複合試験片とする。
2.パークロロエチレンに界面活性剤と水を加えた試験液を用いる。
 洗濯試験瓶にドライクリーニング溶液100ml、複合試験片、ステンレス鋼球20個を入れ、
 試験瓶を洗濯試験に取り付け30℃で30分間処理する。
3.複合試験片を取り出し同じ溶剤100mLで軽くすすぎ、ろ紙等に挟むなどして余分の液を取り除き、
 試験片と多繊交織布が密着したまま自然乾燥する。
 ただし60℃以下の乾燥機で乾燥してもよい。

B-1法(石油系)

1.試験片(100×40㎜)に多繊交織布(交織1号)(100×40㎜)を縫い付け複合試験片とする。
2.工業ガソリン5号に界面活性剤と水を加えた試験液を用いる。
 洗濯試験瓶にドライクリーニング溶液100ml、複合試験片、ステンレス鋼球20個を入れ、
 試験瓶を洗濯試験に取り付け30℃で30分間処理する。
3.複合試験片を取り出し同じ溶剤100mLで軽くすすぎ、
 ろ紙等に挟むなどして余分の液を取り除き、試験片と多繊交織布が密着したまま自然乾燥する。
 ただし60℃以下の乾燥機で乾燥してもよい。

基準

  変退色4級
  汚染3-4級

結果例

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