概要
ドライクリーニング処理に対する生地の変退色及び汚染を試験します。
ドライクリーニング試験で使う有機溶剤には、パークロロエチレンと石油系があります。
試験方法
A-1法(パークロロエチレン)
1.試験片(100×40㎜)に多繊交織布(交織1号)(100×40㎜)を縫い付け複合試験片とする。
2.パークロロエチレンに界面活性剤と水を加えた試験液を用いる。
洗濯試験瓶にドライクリーニング溶液100ml、複合試験片、ステンレス鋼球20個を入れ、
試験瓶を洗濯試験に取り付け30℃で30分間処理する。
3.複合試験片を取り出し同じ溶剤100mLで軽くすすぎ、ろ紙等に挟むなどして余分の液を取り除き、
試験片と多繊交織布が密着したまま自然乾燥する。
ただし60℃以下の乾燥機で乾燥してもよい。
B-1法(石油系)
1.試験片(100×40㎜)に多繊交織布(交織1号)(100×40㎜)を縫い付け複合試験片とする。
2.工業ガソリン5号に界面活性剤と水を加えた試験液を用いる。
洗濯試験瓶にドライクリーニング溶液100ml、複合試験片、ステンレス鋼球20個を入れ、
試験瓶を洗濯試験に取り付け30℃で30分間処理する。
3.複合試験片を取り出し同じ溶剤100mLで軽くすすぎ、
ろ紙等に挟むなどして余分の液を取り除き、試験片と多繊交織布が密着したまま自然乾燥する。
ただし60℃以下の乾燥機で乾燥してもよい。
基準
変退色4級
汚染3-4級