概要
水道水(長時間のすすぎ洗い)やプール水などの塩素を含む水に対する変退色を試験します。
試験方法
A法
一般に使用されている水道水中に残留する塩素の影響について変退色を調べるもので、主に綿やセルロース系の染色品に適用される。
1.10ppmに調整された次亜塩素酸ナトリウム溶液を試験片の重量の200倍になるように試験液を調整する。
2.洗濯試験瓶に試験片と試験液を入れ、洗濯試験機に取り付け、25℃で30分処理する。
3.脱液し、自然乾燥する。
4.乾いた試験片の変退色をグレースケールで判定する。
B法
プール等の高濃度の塩素を含む水に対する変退色を調べる。
1.20ppmに調整された次亜塩素酸ナトリウム溶液を試験片の重量の100倍になるように試験液を調整する。
2.洗濯試験瓶に試験片と試験液を入れ、洗濯試験機に取り付け、27℃で60分処理する。
3.脱液し、自然乾燥する。
4.乾いた試験片の変退色をグレースケールで判定する。
基準
A法:変退色 3-4級
B法:変退色 4級