公益財団法人日本繊維検査協会

About the Test引裂き強さ(JIS L 1096 D法(ペンジュラム法))

概要

主に織物に対して、引き裂くような力が加わっても簡単に破れないかどうかを試験します。

試験方法

1.試験片(63 ㎜×約100㎜)をたて方向及びよこ方向それぞれ各5 枚採取し、
 エレメンドルフ形試験機に取り付ける
2.20 ㎜の切込みを入れ残りの43 ㎜を引裂く。この時の最大抵抗力を測定する。

基準

 厚地:10N以上
 薄地:7N以上

結果例

※ 引き裂かれた状態に異常があった場合は付記用語が適用されます。

付記用語の例

  1. 切れ目の方向に対して垂直方向に引き裂かれる 引裂方向に対して直角に切断(-N 以上)
  2. 切れ目の方向に対して斜め方向に引き裂かれる 引裂方向に対して斜めに切断(-N 以上)
  3. 最後まで切れずに、切れ残りがある 切れ残りあり(-N 以上)
  4. 試験布の糸が滑り抜けた場合 滑脱が生じたため、規定の試料幅切断せず(-N 以上)

「たて引裂強度」とは、たて糸を切断する強度を表します。
「よこ引裂強度」とは、よこ糸を切断する強度を表します。

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