概要
長時間湿潤した状態で放置したときに生じる生地の変退色及び他の衣料への汚染を試験します。
水堅ろう度が低いものは、洗濯終了後にすぐ干さずに放置したような場合に他の衣料品へ色移りすることがあります。
試験方法
1.試験片(100㎜×40㎜)を2種類の添付白布(100㎜×40㎜)の間に挟み
2短辺を縫い合わせ複合試験片とする。(多繊交織布は1枚を隣り合わせ)
2.複合試験片を蒸留水に浸漬させる。
3.浸せき後、余分な液を取り除き、規程のガラス板又は硬質プラスチック板に挟み汗試験機に取り付けて、
約12.5kPa の圧力(約50N の加重)を加えた複合試験片を37℃の乾燥機内で4時間保持する。
4.処理後、60℃を超えない温度で乾燥する。
5.乾いた試験片の変退色と添付白布の汚染をグレースケールで判定する。
基準
変退色4級
汚染3級